「リメンバーミー」

ピクサー・アニメーション・スタジオ製作。
全米2017年11月、日本では2018年公開。

ミュージシャンを夢見る少年ミゲルが、骸骨になった死者たちが楽しく暮らすテーマパークのような死者の国に迷い込み、死者の国で冒険をしながら家族の絆の大切さが描かれているファンタジー・アドベンチャー映画。

(あらすじ)

主人公の少年ミゲルは、ミュージシャンを志しますが、他の家族と同様、靴屋を継ぐことを期待され、祖母エレナから音楽を聴くことすら禁じられていました。

年に1度、他界した祖先が家族に会いにやって来るという死者の日、ミゲルの家でも先祖を迎える準備をしていました。

祭壇の先祖の写真が飾られていましたが、その中には家族を捨てたという高祖父の部分が破られていました。

ミゲルはそれを見て、手に持つギターがミゲルの憧れているエルネスト・デラクルスと同じものであると気づきます。その写真を持ち出し、街の音楽コンテストで自分の演奏を披露しようと決心。

しかし家族に発見され口論になり、エレナにミゲルの自作ギターを壊されます。

諦めきれないミゲルは家を飛び出し、デラクレスの霊廟に忍び込みますが、そのギターを弾いた瞬間、死者が骸骨の姿で見えるようになってしまいます。

ミゲルは死者の国へ行き、「生者の国の祭壇に写真が飾られていない者は死者の国から出られない」という掟を知ります。

死者の日に死者の物を盗んだがために死者の国に来てしまったミゲル。

死者の国から生者の国に戻るために先祖に許してもらおうとミゲルは、先祖を探しに死者の国をさまよいます。

そして死者の国での出会いからまさかの自分のルーツと真実を知ることになります…。

突然ですが、あなたは大切な人を亡くした経験はありますか?

私はこの映画を観た少し前に大好きな祖母を亡くしました。

この世に祖母がいなくなったことで、絶望的な気持ちになり、この先にまた大切な人を失う日が来るかと思うと、生きることすら恐怖だと感じるようになりました。

しかしこの映画が教えてくれました。「例えこの世にはいなくても、家族は繋がっている」ということを。

映画に出てくるような遊園地のように活気ある楽しい死者の国に祖母がいるかもしれないと思うと前向きな気持ちにもなれました。

死者の国に「生者の国で存在を忘れ去られてしまうと永遠に消える」というルールがあります。

忘れられることがどんなにツライことなのか、覚えてもらえていることがどんなに心強いことなのか。

この映画を観たあと、私の子どもたちは、自分のゲームの中で祖母のキャラクターを作りました。

ゲームの中で祖母との思い出を再び作ろうとしたのです。

家族の大切さと永遠の絆を教えてくれる心温まる映画です。
子どもにも自分がかけがえのない存在であることが、楽しくわかりやすく伝わりますよ。